常に新しいことにチャレンジしたい!と思う私ですが、もう「やりたい」と思っていたことは大抵やっちゃったので、初めての挑戦でドキドキということってあまりない。が、先日の、英語での取材はなかなかのチャレンジでした。

私は他でもいろいろ書いているけれど、長年のEnglish learner。長いことやっているけどずっと初心者。いつかは英語で取材をしたい!と毎年年初の目標リストに書くのだけど、そのためにすっごい努力をしているかというとそうでもなく、心のどこかでできるわけないよな、と思っていた。

が、ある時、チャンスが巡ってきた。ある大学の女性研究者たちを取材するという仕事をいただいたのだけど、その中に1人、韓国人の先生がいて、日本語は話せないので英語で取材をしてほしいという依頼があったのだ。えー、無理無理!と思って、通訳の方をお願いしたのだけど、質問は自分の言葉でしたいと思ったし、可能なかぎり自力で取材をしたい。通訳の方を頼るのは、本当にわからないときだけにしよう、と決意した。

そして、周到とは言えないが、若干の準備はした。まず、英文で質問を考え、毎日フィリピン人の先生とやっているオンライン英会話では、先生にお願いして取材の練習相手をしてもらった。このおかげで場慣れしたし、相手が答えたらすぐに次の質問を投げるのではなく、なにかしらcomplimentを言ったり、つまりこういうことですね、とsummarizeするといいよ、とアドバイスをくれたりして、この練習はまあまあ役に立ったと思う。

で本番。なんと!!! 最初から最後まで、自力で取材をすることができた!! あらかじめ質問への回答が英語で送られてきていたので、大意がつかみかったことと、相手が、ネイティブスピーカーではなかったため、スラングのないきれいな英語を話してくれたおかげではあるが、先方の言うことは理解できたし、それに対し、スラスラとは言えないが、臨機応変に質問をすることができた。

普通に英語が話せる人にとっては、どうってことのない出来事だが、私にとっては、一つ大きな仕事をやり遂げたというか、自分をほめてあげたい快挙であった。なぜなら、おそらく2年前の私なら、とてもこんなことは無理だっただろうから。

オンライン英語を続けてもう6~7年にはなるのだろうけど、ただしゃべるだけじゃだめだ、と思い、この1年くらいは、シャドーイングや反訳トレーニング(日本語から英文に訳す)を自己流で続けてきた。SNSもなるべく英語で書くよう努力してきた。まだまだ流暢には程遠いけれど、着実にステップアップしていると自分でも感じている。

これがネイティブ相手の取材だったら、、と思うとぞっとするけれど、この小さな成功体験がまた勉強を続けるモチベーションになる。まだまだがんばる!!!!

ちなみに記事は以下

07 李 惠貞准教授「学生時代のうちから良き研究仲間を作ることが研究の道で生きていく一番の成功法」