中高生を対象とした、メンタルヘルス本です。もう少し詳しく言うと、心がしんどいな、学校や家にいることが辛いな、と思ったときに、自分で自分の心をケアする方法を紹介した本です。

いまどきの中高生の悩みってどんなのか、ピンとこなくて、ネットやSNSでリサーチしたり、身近な中高生を思いだしたりしつつ作りました。

編集者から、「今時の中学生はこういう言葉づかいはしない」と指摘されたりしてあちゃーっと思ったり。。

でも、今回もすばらしい著者さんやイラストレータさん、デザイナーさんに恵まれ、制作は楽しく進みました。

著者の増田史さんは非常に魅力的な方で、この手の本にありがちな上から目線が一切なく、等身大な感じが中高生にも好感を持たれるのではと思います。

イラストは水元さきのさんで、こちらのふわっとした説明を、「これこれ!こういうことがいいたかったの!」と思わず声をあげたくなる絵に仕上げていただきました。

デザイナーは長いお付き合いの前田淳二さん。いろいろわがままな修正依頼が続き、申し訳なかったのですが、よく耐えていただきました。感謝。。。

毎年、夏休み明けが一番ティーンエイジャーの自殺が多いと言われています。そういう人を少しでも減らしたいという想いが、本づくりの背景にはありました。

この本が少しでも悩める中高生の役に立てばと切に思います。